計画案01「逢う家」-Vol.2 人と逢えるアプローチ「縁側コミュニティ」
少しずつ時代の流れと共に薄れてきています。
マンションな玄関や共用廊下でしか会えない解らない生活の日々
お隣の家に声を掛けに行くと言ったときに
よほど仲の良い関係を持て居ないと玄関を叩くことはしにくいですね。
理由は「どんな人が住んでいるか解らない」といった理由があります。
しかし、昔の方々は非常に御近隣様とのふれあいの中に生活をしていたはずです。
鍵の掛けない玄関であったり、普段から軒先まででて
目の前の道路で子供が遊び
奥さん達は井戸端会議を開いていました。
そう言った付き合いから関係が色々生まれて行ったはずです。
「縁側コミュニティ」
現在では悪質な犯罪も非常に多く
家族の生活スタイルも共働きの状態も多い
子供も熟や習い事で近所でもフレンドシップは殆ど無い状態です。
安全で気楽に色々なご近所の情報が伝わり
子供達が集まっても安全に楽しめるような
セキュリティを重視した玄関とは別に
そんなアプローチが出来ないかと考えました。
キーポイントは縁側です。
こんな風景ご記憶にないでしょうか。
ご近所の雰囲気が伝わってきたり
この家を訪れた人は縁側を見て
家の中を感じていきます。
逆に縁側に居て何かあれば
道路に出て行くこともあります。
ですがこういった縁側は昨今の犯罪事情を考えると
非常に危険が伴ってきます。
庭の中に危険人物が隠れられてしまうといった事もありますが
留守の多い場合は格好の入り口になってしまいます。

そこで
?,両貊蠅粒杏?階段を上れば
?△梁腓?めのテラスが現れます。
ここが有る意味の縁側になります。
リビングは丸見えになってしまいますが
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視線を遮ります。
こちらのクライアントは
昔よりこの土地に住んでらっしゃいます。
ご近所にはご親族の家があり
この特徴的な三角形の土地の端に自家農園をされています。
ご家族も非常に気さくで、ご近所様とも交流があり
そんな所を活かせるような意味も感じつつプランニングさせて頂きました。
ご親族の方や子供さんの友人、そしてご近所の方々が
ひょっこりこの外の階段を上ってきて頂ける様に考えました。
そんな事がライフスタイルの中に取り込まれ
「住む人が優しい人になれるような家」を考えさせて頂いています。
次回は「逢う家」には家族とも逢うと言う意味もあります。
そんな「家族が逢う」プランニングについて説明させて頂こうと思います。


